ベアトリスの力を得たスバルは二人で大ウサギを封印する。ロズワールとベアトリスはエキドナの死体と面会する。かくしてロズワールは考えを改め,皆の粛清を受けたのち,スバルたちを裏切らないと約束する。そしてエミリアはスバルを正式に騎士として迎え,そのためのパーティを盛大に行う,って話。
綺麗にまとまった,と言いたいところだけど,レムがみんなに忘れられたところから始まったのに,そっちの話はなく,聖域の話,ロズワールとベアトリスが仲間になる話で終わったのは,なんか誤魔化されてる気がしないでもない。でも,結局この2クールはエミリアがヒロインになるためにあったのだろうと思う。第1期がまるでレムがヒロインである,という展開だったから,エミリアをここでヒロインにしておかないと,収まりが悪いんだろう。
スバルとの間に赤ちゃんができた(と思い込んでいる)エミリアってなってしまって,この後この二人どうなるんだろう,とは思うけど,なんかレムに悪いなぁ…。
まぁ最後のエンディングでラムがレムに付き添っていたのは,ちょっとだけ救われた。ただラムがレムを覚えてなくても,肉親と確信できる,くらいの描写は欲しかったと思う。
いずれにせよ,前期同様とても話の盛り上げ方がうまく,高いテンションでずっと見れた。いつものことだけど,正解ルートに乗ると,どんどん話がうまくいくので,最後の2,3話は安心して観れたけど,それまではひどい状態なのもいつもの通りで,まぁこういう作品だよなぁと思った。
今期はスバルの過去やエミリアの過去も明らかになり,あと魔女についても間が空いたが前半のクールで勢揃いして,いろいろと話の背景が明らかになった。
まだまだ宿題が残っていて,続きがあるんだろうとは思うけど,次はいつやるんだろう?とは思った。
あとTV放送でCMがほとんどないのが不思議だったが,制作が番組枠を買い取ってるってことなんだろうか?。それはいいのだけど,こういう作り方すると,再放送とかしづらいだろうなぁとちょっと心配になった。
いずれにせよ,とても面白く観れました。あ疲れ様,ありがとうございます。