たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

死神坊ちゃんと黒メイド 12話 (最終回)

本邸に呼ばれた坊ちゃん,母親にアリスとのことを認めてもらうと息巻く。アリスも同行し,屋敷の使用人に母親にそっくりだと歓迎される。母親との食事の場,坊ちゃんは春までに呪いを解かないと,後継は次男になると宣告される。坊ちゃんはアリスのことを母親に言うが,一笑。しかし坊ちゃんは食い下がる,って話。
何も解決せずに終わるかな?と思ったら,続編製作決定とのことで,良かった。
まぁ貴族の跡取りである以上,人前に出れない状態が続くなら,跡取りではなくなるよね。ある意味当然ではある。子供達に冷たいような描き方をされていた母親だけど,アリスとの母親と仲が良かった点とか,今回坊ちゃんの口答えを内心喜んでる点トアを見ると,貴族の因習には囚われてるけど,根は悪い人ではないように感じた。
この作品,出てくる人が結局のところ善人って感じなので,そういう中で,呪いをかけた魔女だけが,浮いている。なんとなく坊ちゃんに呪いをかけたのも,裏があるんじゃないか?という気がしてきた。アリスの母親が魔界とつながりがあることを考えると,アリスの母親が,坊ちゃんに好意を持つ娘と坊ちゃんを結びつけるために,跡取りとしての資格を失うように呪いをかけたってことないよね?。実際のところ,坊ちゃんは音楽で食えるくらいの腕があるのであれば,家を継がず,アリスと独立した方が幸せかもしれない。あと,実は呪いは魔界の人には効かないとかないだろうか。そしてアリスも実は魔界の血を引いているのであれば,アリスと坊ちゃんは触れ合うことができるということになる。ただ,これだとアリスの母親が,自分の娘の恋を叶えるために,坊ちゃんに酷い仕打ちをしてることになるし,アリスがもし知っていれば,アリスが坊ちゃんを騙していることになり,善人が多いこの作品では,ちょっとカラーが合わない気がする。

全体を通して,エロコメぽい要素から始まったか,と思いきや,逆にプラトニックな純愛物になっていて,切ない話だった。触れ合えないから,露出してもプラトニックという,設定の妙だなぁと思った。あとは上に書いた通り,出てくる人たちがみんないい人。あとストーリも適度にギャグと,切ない話が混ざっていて良かった。
3DのCGは普通だと,人形が動いているみたいと思うのだけど,この作品には合っていた。アリスの目がやたら大きく,胸が大きいというのがCGだとむしろ肉感的じゃなくて良かったのかもしれない。

続編が決まったのは嬉しい。いつかわからないが,楽しみに待つ。お疲れ様でした。