重度のコミュ症である，後藤ひとりはバンドで喝采を浴びたいと思っているのに，学校で誰にも話しかけることをできず，きっかけになればとギターを始めるが一人で練習していたらうまくなって，動画をあげていたらネットでは有名になっていた。高校になってもやっぱり学校で声をかけられず一人公園にいたら，他校の女の子が声をかけてきてバンドに加入。バンド仲間はひとりを大事にしてくれて，みなで成長していくって話。
とても面白くて，クオリティも高くて見ていたのだけど，ちょっと引っかかるところもあり感想を描き損ねていた。
引っかかっていたのは一人のコミュ症表現が，ネタにするために面白おかしくしてるんだろうけど，実際に対人恐怖症の人いるわけで，いじりすぎ感が強くて，なんかなぁって思っていた。でも，実写も交えたアニメ表現は斬新で面白かった。作画をわざと崩すのは，面白かったけど，絵的にはあまり趣味ではなかったかなぁ。私自身がバンドをやっていたので，そういう視点でもちょっと辛口に見てしまうのだけど，ちょっと高校生バンドの演奏にしてはうますぎないか？って気はした。ひとりがうまいのはいいとして，店長にダメ出しされてる時の演奏も，結構高校生としては様になってる様に思ったので，もっと合ってない感じを出せるとよかった。あと，喜多ちゃんは歌いながらあれだけ弾けるなら十分うまいでしょ。
あまり演奏シーンがないのが残念。ただ台風のライブと最後の学祭はしっかり曲を流してくれた。本当は同じ曲をなんどもやってどんどんうまくなってくる様子とかあるとリアルなんだけどなぁ。
ひとりのキャラをギャグととらえるか，リアリティにとらえるか，悩むんだけど，どっちにしても違和感があって，そこが引っかかってたけど，作品自体は面白かったです。
あぁ，最後にギターを買いに行くシーン，ヤマハを買ったのはタイアップなんだろうか?。そこはストラトを買うところじゃないか?とちょっと思った。
