たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

マリア様がみてる 特別でないただの一日 (ネタバレです)



















今回は学園祭の準備から当日までの中で,多くの人が登場して幾つかの事件が起きました。めい一杯詰め込みました…ということで,ページ数のわりにお話的にはボリュームたっぷりと楽しませていただきました。これまでずっとばらまいてきた伏線を一気に回収しちゃったという感じで,もったいなくないですか?…という気も。
ということで今回はストーリじゃなく,キャラ,キーワード毎に感想を書いてみます。

祐麒
賢さを感じるし好感を持てるんですが,花寺では全然力無いのですね…。暴走する花寺の生徒を制御できず…,柏木さんにも頭が上がらない。
アリス
祐麒以外の花寺生徒では一番セリフ多し。「外から見て,山百合会ってどうよ?」って視点を与える役割なのかも。おかまで苦労しているせいか,結構達観してるところもあるんだなぁ…と。
由乃さん
クラスも祐巳と一緒なので出番多し。なんか祐巳のマネージャーに(笑)。由乃は一年に人気がないのでしょうか?。かわいいのになぁ*1…。下からみると頼りないのかなぁ…。まぁ本人も令ちゃんの方ばかりみてるので気にしてないようですが…。暴走はするけど頭はいいと思ってましたが,志摩子パパの登場シーンのうろたえぶりには笑いました。
志摩子さん
レディ、GO!以来,クラスの行事に積極的に参加されているようで,山百合会にしか居場所がなかったチェリー以前とは変わったのだなぁ…と感じられ,楽しそうな志摩子さんがとてもまぶしいです:-)。出番や動きは少なかったけど…。パパを見て固まるシーンをみたかった。わたしも志摩子さんに怒られてみたいし(^^;)。
乃梨子
この娘もアニみての印象から志摩子さんと歩いているときには頬を赤らめているに違いない…という印象に(^^;)…。でも今回,瞳子の事を祐巳に相談しにいったり,可南子にチケット事でいろいろ言ったりと,わりとおもしろい役割を演じてました。以前は祐巳の人間関係で当事者以外で客観的立場で絡んでくるのは聖様や志摩子さんが多かった気がしますが,それを受け持ったという感じで白薔薇の伝統なんでしょうか?。以前瞳子は「瞳子」と呼び捨ててたのが,可南子は「可南子さん」になっていたのは意外*2…。
志摩子パパ
やっぱりアニメと違って生臭坊主だよな:-)。
タクヤ
娘をいじっている志摩子パパと違いリリアンで洒落が通じるかどうかわからないだろうから…,やっぱり志摩子パパにそそのかされたのだろうか?…。
令様
あまり出番無し。祥子の単独じゃないのを描くために存在しているというか…。黄薔薇の宿命か?(T_T)…。
柏木
話をかき混ぜるために存在している人。
蓉子様
聖様じゃないですが,「相変わらずですね」(笑)。お節介:-)。トラブルの回収には聖様と組んで登場というのは宿命なんでしょうか?
聖様
いつまでたってもマリみてをさまよう美味しいお方。まぁ同じ敷地にいるんだしねぇ…。
江利子
名前だけ登場(T_T)…。可南子に絡むのかと想像していたので(後述)肩透かし…。
加東さん
名前すら登場せず。それはいいんだけど,可南子に絡むのかと想像していたので(後述)肩透かし…。
チケット
送った相手が入れるかどうかより,きて欲しいという気持ちを優先して配られる。従って一人のところに集中したり,学生証で入れるのに持っていたりと…,結構おもしろい役所でした。
蔦子さん,真美さん
ほとんど一緒に行動。山百合会以外のリリアン空間を描く役割(……というわけで桂さんは存在すら無くなりましたT_T)…。
瞳子
典型的なツンデレ。子供っぽいところはあるけど,もう少し冷静に物事をみてるかと思っていたので,今回の演劇部でトラブルや祐巳との絡みは,ちょっと意外。そのせいで仮に祐巳と姉妹になってもそれなりに話がつくれるのか?…という雰囲気も。
可南子
瞳子が意外にトラブルメーカであるのが判明した反面,今まで抱えていた謎と問題が一気に露呈して収束。男嫌いはパパに裏切られた逆恨みからでした。可南子の問題が父親の再婚問題だということは,江利子様にせよ加東さんにせよマリみてで出てくる家庭問題で,なんども父親の再婚問題が描かれているので予想してました。ただしわたしが予想したのは,それゆえに祐巳江利子様や加東さんの話を持ち出すか,会わせるかしての解決だと思っていたので,それとは全く独立で,むしろ祥子様が関わることで解決したのにはとても驚きました。それに単なる再婚問題ではなく,新しい母親が学校の先輩という思った以上の深刻さにもびっくり…。しかしこうなってくると,学校を辞めて父親のところ(新潟)に行ってしまう可能性もあるわけで…,どうなることやら…。ちなみに背が高いのはバスケット選手だった父親譲り。高校からの入学組であることも判明。
可南子パパ
未成年との婚前交渉に避妊も出来ない,いい歳をした男は嫌いです。
細川夕子
何とも言えない…。細川姓を名乗っているって事は,すでに入籍済ってことか…。子供を旦那の方に預けていたのはなぜだろう?…とか思いました。
可南子ママ
登場はしませんでしたが…,可南子と暮しているにしては不自然…。いったい細川家って?…。
祥子様
柏木じゃないけど,あんたもお話かき混ぜすぎ(笑)。実は悪役楽しんでませんか?。言ってる事とやってることが違っているのも多すぎ。…ってやっぱり蓉子様の策士ぶりをみていて,自分もああなりたいって思ったんですかね?…。祐巳が可南子に絡めなかったのに対して,可南子の背中を押したりとこちらは大きく絡みました。最後に祐巳に妹を取れと言い出したのは,あまり深い意味はなく,単にそれ以前にいうと去年の自分のことを突っつかれるからでは?…とか思いましたが…。家庭の男達の問題をさらりと言うところ辺りは,結構克服できてきているのかな?…とか思ったりも。
祐巳
福沢祐巳空間拡張しまくり。リリアン一年生に多大な人気を独占しているようです。なぜなんだろう?…。あと花寺の生徒にも,「涼風さつさつ」でさらった連中ならわかるんですが,それ以外の生徒は花寺の学園祭ではほとんど彼女をみてないはずなのに。しかしその天然ぶり…黒いよ(笑)。紅薔薇の伝統を受け継ぎ瞳子も可南子も断れない状況に捩じ伏せ込む策士ぶりを発揮しておりました。祥子お姉さまからいじられまくった挙げ句宿題を貰いました。
学園祭
相変わらずマッタリとしたところは描くものクライマックスは飛ばすねぇ…。
とりかえばや物語
「…でいいわけないじゃないの」は同感。問題は細川家の問題が,「…でいいわけないじゃないの」であるかどうか?。
スール問題
紅は宿題。黄は未だ候補見えず…。

*1:アニみて一番株を上げたのは由乃かもしれません

*2:乃梨子がクラスメイトを呼び捨てにするのは,親密さ…というよりはリリアン外の習慣のせいかと思ってました。もっともその辺もリリアンに馴染んできたのかもしれませんが…