いい最終回でした。
水天宮から神楽を取り戻そうとする雑賀。辻堂と打ち合うひばり,そのときミサイルが命中し瓦礫の下敷きになる真壁。辻堂は最後にユーフォリアになりひばりに殺される。ひばりと雑賀は神楽を見つける。水天宮と一緒に死ぬと言う神楽。そんな神楽を愛してるから生きてほしいと言う雑賀。そこに洗われる水天宮。水天宮と戦う雑賀,しかし雑賀はそこに飛んできたミサイルを爆写し水天宮を助ける。その姿を見,雑賀を助ける水天宮。ひばりは神楽と脱出。一人ビルに戻った水天宮はそこにいた辻堂とビルの最下層へおり,ビルを燃やす。ビルの下ではクラブに閉じ込められた閣僚達がおり,一緒に燃えてしまう。倒壊する天王洲ビル。その後日本は国家破綻し世界は金融恐慌をおこした。その後日本はスラムになり,人々はそれぞれ暮らしていた,借金取りになり水天宮の偉業を伝えようとする新治,両国と一緒に海外医師団としてアフリカに行ったひばり,そして雑賀は失明しながらも毎日写真を撮る。そん雑賀のところに神楽は帰ってきた。
- 辻堂もユーフォリアだったのか?。やっぱり陰の主役?,と思いきやあっさりひばりに射殺されました。
- 神楽と雑賀をほっといた方が目的は達せられるのではないでしょうか?,水天宮さん。
- ひばり「お注射しちゃうよ」に笑った。
順調に最終回でした。まぁでも22話が一番盛り上がりましたかね。なので今回2話続けてやったのは正解でしょう。最後にアメリカが出てきたのは攻殻とかぶっていて興味深かったです:-p。やっぱり日本も傾くとすぐアメリカがやってくるんですかねぇ…。日本のバブルが弾けて貧しい国になっちゃった…っていうのはいいけど,アメリカは煽りをどういう風に食らったのか…,その後の日本政府はどうなったのかが書かれてなくて…,まぁそれはそれでいいのですが,ちょっと気にはなってます。元々日本にバブル崩壊が無かったら…という設定で始まっているので,水天宮によるバブル崩壊が,実際の日本のバブル崩壊とかぶらせるのか…と思いきやそうでもないし…。ただちょっと思うのは証券や現金が燃えちゃったからって言って,本当に経済破綻するんですかね?…。証券や現金が縛っている対象の価値が無くなるわけでもないので,そーなのかなぁ…と思います。まぁ経済は良くわからないので,なんとも言えませんが…。
…というわけでついでに全体を締めると,そうですねぇー,妙に愛着はありました。B級らしさを突っ走ってましたし,エログロもベタで笑えたし…。ただ主人公である雑賀は単なる狂言回しでお話は水天宮でしたねぇ…,三馬鹿も含めて彼の周りでのドラマの方が遥かにおもしろかったです。雑賀側もボブとかひばりとかうまく使えば盛り上がれるキャラがいたのに本当に狂言回しとしてしか使われなかったという…。まぁでもそういう意図なんでしょう。
お話的には全般や中盤のちぐはぐぶりがちょっと気になりましたが,そういうお話だ…と割りきって見ればそこそこでした。あくまでも深夜のB級という感じで。ただもう少し作画は何とかなら無かったんでしょうかねぇ…。同時期に同じくゴンゾでやっていたバジリスクが同じようにエログロを加えながら高画質を維持したのと比べると同じ制作会社とは思えません。それともチープさを表現するために敢えてそうしたんでしょうか?。
今期は2クールものが多いので,やっぱり実感するんですが,昨日の極上も含めてチープなものは敢えて2クールやって,キャラに愛着を持たせた方がいいのかなぁーとか思ったりもしてます。いや誉めてるんですよ(笑)。そういう意味じゃ,まぁまぁこの作品は成功なんでしょう。