たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

<物語>シリーズセカンドシーズン 26話(最終回)

撫子はそもそも誰も信用してなかった。だました貝木を蛇で殺そうとする撫子。その撫子にいろんな言葉を語りかけ,挽回を狙う貝木。そして撫子が描いていた漫画から漫画家になりたいという夢を指摘する貝木。動揺する撫子に畳み掛けるように語りかけ,そして人間に戻ることを納得させる。駆けつけた暦に格の違いを見せつけ去る貝木だったが,不意に殴られ雪の上に倒れる…という最終回。
撫子の秘密が漫画の原稿…というのは,この手の作品らしいなというオチだったが,それより,自分の夢は自分でしかかなえられないという現実の辛さを前向きに撫子に語る貝木がかっこよかった。そういう意味でいうと,いろんな女に絡んで,優柔不断のあまり多くの女性を不幸にしている暦がむしろ悪いやつに見えた。
最後に落ち武者に殺される的な悲哀も含めて,渋いオチだった。
で,まだ幾つかなぞが提示されたママだし,まだやりますよね。
全体を通しては,この作品,好きな世界観だし,絵のデザインの面白さも好きなんだけど,今期は,以前にもまして動きが少なく台詞組み立てのつくりで,終わってみると,少し地味だった印象。でも最後まできちっと締めて欲しいので,続きも楽しみにしてます。