たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

恋は雨上がりのように 12話 (最終回)

ちひろに会ったことで刺激を受けたのか,店長は自宅で物書きを始める。昼間,本社に出かける店長を見て,みんなは昇格して異動なのか?とか噂する。一方はるかはあきらに走るように言ったことを後悔していた。学校では進路の話が出てきて,お店でもユイが美容師の学校に行くとか…。店長が本社に出かけていたのは新メニューの練習のためだった。頑張ってる店長を見てあきらはまた走ろうと思う…話。
で,良かったのかな?。あきらが走る決心をした理由が今一つピンとこなかったのだけど,店長を見たからだよね?。おっさんが頑張ってるのを見て,若者が自分ももう一度…と思うのか,普通逆の様な…。
あきらが陸上に戻るところ描写までたどり着かないので,あまりちゃんとした節目の様な感じがしなったが,原作はどれくらい先があるのだろう?。日常のまま終わった,というのは,それはそれで良かった気がするが。
全体を通して…。女子高生がうだつの上がらない中年のヤモメに惚れるという冒頭の設定が,当初受け入れがたい…と思ったのだけど,思ったほどドロドロした展開にならず,拒絶感は徐々に薄れていった。思った以上にプラトニックな関係で済んだのが良かったのかもしれない。店長の方も最初はうだつの上がらない中年という感じだったのが,文学青年だったことを振り返るあたりから,単なるダメな中年である面より,純粋な心を持ってる点と,あと語る言葉が文学的で美しいあたりがだんだん好印象になった。店のみんなもあまり面倒なことにならず,全体として,あまり悪いことは起こらず,中年と女子高生の恋という割には,ほとんとトラブルが起きなかったのも,良かったのだけど,それはそれで作品としてどうなんだろう?という気がしないでもない。そういう意味ではファンタジーだよなぁ。
ちょっと薄目だけど,これはこれで良いかな,という作品でした。