たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

かくしごと 12話 (最終回)

鎌倉の家にいる高校生の姫,そこに姫を「姉さん」とよぶ少年が現れる。テレビで見たことがある歌舞伎俳優だった。可久士の隠し子?と思いきや,可久士の腹違いの妹の息子(いとこ)であった。可久士の素性をしる姫。しかし可久士は1年前から事故で昏睡状態であった。妻が死んで捜索中であることが暴露され,ギャクマンガを笑ってもらえなくなった可久士は筆をおり,肉体労働の仕事をしていた。そこで事故にあっていた。鎌倉にいる時に可久士が目を覚ましたという連絡を受けた姫は病院に行くが,可久士は7年前の記憶で止まっており,高校生になった姫を認識できず,連載を終えたはずの漫画を描こうとする。かってのアシスタントたちも集まり,病室で漫画を描く可久士。しかし姫はそんな可久士にそのあとに描いた漫画の原稿を見せ,記憶を取り戻させる,という最終回。
今回は小学生の姫は出てこず,高校生編のみ。いろいろとネタバラシ的な内容だった。姫の母親が海難事故死で,可久士がずっと捜索していたという話は,悲惨なんだけど,母親が死んでいるだろうというのはなんとなく見えていたので,そこまでショックでなかった。そういう意味では穏やかに終わったかな。可久士の1年の昏睡も結構悲惨といえば悲惨なんだけど,なんとか復活したし,どうやら妻の親が支援していた様だし。
姫は絵画で大臣賞を取るほどの腕前なのに,こっそりと漫画も描いている。天才じゃないか?とか思うが,まぁ漫画を描き続けるのは別の才能だからなぁ,成功するかどうか。
全体を通して。漫画家あるあるネタのギャグ漫画なんだけど,高校生編の不吉な感じが毎回挟まれていて,不思議な近況感を醸し出していた。かくしごとというタイトルもいろんなところにかけられていて,この作品の構成自体も隠し事だよなぁと思う。
ギャグマンカ家による子育て漫画って結構読むのだけど,実話なのかフィクションなのか微妙な家事で,久米田康治らしさが出ていてよかった。
そもそも姫ちゃんが可愛すぎてファンタジーだよなぁ,と思うんだけど,この子本当の娘さんがモデルなのかしら?。まぁ親から見たらこう見えるのかもしれないが。
君は天然色のEDに合わせてか,作品全体として背景がとても綺麗だった。良い作品だと思います。