お下劣な漫画を描いている漫画家後藤可久士には9歳になる一人娘,姫がいる。親が下品漫画を描いているとバレたらいじめられる,グレルと思い,それを隠し通すために,家を出るときはスーツ,途中で着替えて仕事場に向かっている。そんな漫画家親子と,いろいろな漫画家あるあるエピソード,な話。
久米田康治原作。未読なんだけど,主役が神谷浩史だと,絶望先生にしか見えない(苦笑)。もっともシャフト色もあった絶望先生とは若干感じが違って,より漫画原作の演出になってる気がする。というか背景がとても綺麗なのは関心。
あとエンディングが大瀧詠一の君は天然色。「かくして」とか「むしょく」とか作品に引っ掛けてる部分もあるんだけど,カバーではなく故人の曲をカットし直して使うのはすごいな,と思った。というか,これ日本音楽史に残る名曲だからなぁ。