伊良部病院の医者津田は仕事の忙しさに忙殺されている。その中家庭は崩壊に向かい本人も追い詰められていく…という話。
古谷徹の顔演技が盛りだくさんだった。
シリーズ全体をまとめて書くと,最初その絵の表現や演出の奇抜さにおもしろさを感じてみていたけど,そのうち話自体が結構シンプルなのと,演出もワンパターンだったということもあり,あまりちゃんと観なくなった。いちおう観てたけど。でも絵が奇抜だからその他をシンプルにするというのは正解だし,ワンパターンな演出も様式美的なものを構築しようとしてるようにも見えるので,それはそれで正解だったかも知れない。まぁそうなると,毎回みなくてつまみ食いでもいいや,という気分にもなるんですが。
ただ今回の最終回と前回のはじっくり観ました。これまで出てきたキャラクタがしっかり絡んでいて,今回も以前出ていた携帯中毒の少年の親という設定は,全体を通して思い返すと,大きな仕掛けがあったのかな?と思ったりもした。ちゃんと数えてなかったので気づかなかったけど,カレンダーの日付とかも,実は時系列順に並べると,全てのエピソードが綺麗に絡んだりするんだろうか?。時間が戻ったりしてるなぁと思ったのだけど,どうなんだろう?
ということは,ちょっと見た目の奇抜さに囚われて,巧みな構成を見逃していた可能性もあるんだよなぁ。録画を取っていたら見直すとわかるんでしょうが,今回は上書きで録画していたので,良くわかりません。DVDは…。
もうすこしちゃんと観ていれば良かったかな?とは思いました。良い作品だと思いますよ。