たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

2024年6月期終了アニメ雑感

6月頃終了の番組が大体落ち着いたので,例によって見ていた作品の感想を書きます。
基本的には良かったと思った順に書いてますが,ちょっと今回は,私自身の視聴態度でグルーピングしてます。

まず,この辺が一番楽しめたかなぁという作品。

怪獣8号
怪獣を倒す防衛隊に憧れる中年主人公が,防衛隊を目指すが,自分自身が怪獣になってしまうという話。ジャンプ作品らしく,力が入っていて,よくできている。ギャグとシリアスのバランスも良く,いい意味でアニメらしいお約束も多い。防衛隊みたいのを受験して,ギリギリ合格して,訓練受けて,仲間やツンデレがいてというのは,お約束だけど(w,この作品の場合,怪獣というのが個性だろうか?。ただ感想にも書いたけど,あまり怪獣ぽくないんですよね。知的生命体になっちゃったし。まぁ,これで終わりじゃないよねと思うので続きがあると思うけど,待ちたい。
死神坊ちゃんと黒メイド 第3期
3期かけて大団円。楽しめました。ある意味いい意味で期待を裏切られた気がする。最初は不幸な境遇の主人公と,逆セクハラをするメイドアリスの不幸話とお色気ギャグみたいな感じかと思ったけど,どんどん仲間が出てきて,そして基本的に悪い人はいないのだけど,拗らせているのを主人公とメイドの人の良さで味方にしていく。ラスボスと思われていたシャーデーも最後は懐柔される。心底,坊ちゃんとアリスのは幸せになってほしい,他の登場人物も幸せになってほしいと思う暖かい作品だった。深刻な話も多いのだけど,どこか緩くてギャグもあって,でも嫌味にならないバランスが素晴らしかった。ポリゴン風のCGもこの作品にはあっていた気がする。
月が導く異世界道中 第2幕
別途書いたけど第1期もみていたけど,ここまで面白くなるとは思ってなかった。異世界転生した主人公がチートで国を作っていくという,まぁ転スラと同じプロットだけど,女神にペナルティを食わされていたりとか,時代劇風なお供がいたりとか特徴も多い。今回は先生編もあって見やすかった。まぁなんかだんだん主人公の真がいちばんのラスボスじゃないのか?と思えるようになってきたあたり不穏な感じだけど,まだ原作も続いてるんですよね?。続き待ってます。

以上が,トップ3か。次はちょっと視聴態度別にまとめてます。

無職転生II ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール
安定の作品。面白いし良くできてるけど,前期もそうだったので,そういう意味では期待通り。話も続いているので,続きを期待。この作品1クールごとに区切るので,その度に,ちょっとした節目を持ってくる構成になってる。そういう意味では今期は,シルフィーとの結婚から始まって,妹たちがやってきて,家族として体をなしていき,そしてパウロを助けに行って,ゼニスを連れて帰り,ロキシーも嫁にして,そして子供ができて,ようやくルディがこの世界でいきていく区切りだった。そういう意味でのカタルシスはあった。
鬼滅の刃 柱稽古編
話数は8話。柱稽古をするというつくりで,柱の当番回というか当番クールだった気がするが,最終話はしっかりクライマックスにつなげた。っていうか,最終は映画なのね。という意味では,これ自体映画のプロモーションだったのか。まぁでも相変わらず作画はすごいし,よくできた作品だと思う。

ということで,これらは,良かったんだけど,そもそもの期待値が高い続編という,すげーと思いつつどこか冷静に見てしまう感じだった。

夜のクラゲは泳げない
絵が好きだけど,周りの空気に合わせて,そうだとは言えない普通にいきていた女子高生まひるが,アイドル崩れで,まひるの描いた壁画が好きな花音と知り合い,二人で作品を作ることになる。まひるの友達で引きこもりVtuberのキゥイ,花音のファンでピアノがひけるめいと組んで,動画作品を作っていく。バンドではなく動画を作るところが今風だなぁと思い感心した。この後に書くガールズバンドクライと同様に女の子の音楽立身作品だけど,こちらはバンドではないし,プロ志向かというと,そうでもない。ただプロ意識と自分たちで楽しみたいというのの境界が曖昧なのも今風で,ネットで視聴者が増えることはやたら気にしている。ギャグとかアニメのお約束も含まれていて,作品としては楽しく見れる。そういう意味では良くできている作品だった。この先の彼女らを見たい気はするけど,続編を作れそうな感じもしなかった。花音以外の3人は大学に進むんだろうし,花音はどうするんだろう?アイドルに戻れる感じでもない。そういう意味では,ネットで有名になりたいという若者は現実にも多いと思うけど,その先は何があるんだろう?とは思った。
ガールズバンドクライ
別途書いた通りだけど,こちらはプロ志向のバンド物語。そういう意味では夜クラとはスタンスが違う。まぁでもとにかく主人公がとんがっていて,最初はそこが辛かった。だいぶ最後は納得できたけど,あまり幸せな結果で終わったわけでもない。ただこっちは,粛々と地道に活動していくんだろうなぁ。なんとなくネットで評判になって,それでスカウトが来てプロデビューというのは今風なのかもしれないけど,通常はバンドの場合はライブハウスとかで少しずつファンを増やしていくものじゃないか?。その辺をすっ飛ばすあたりは今風だよなぁとは思った。最終話で事務所の人が言ってるけど,売れてるバンドを連れてきて何もしないんじゃプロダクションって何のためにある?って気はする。まぁこの作品,突っ込みたいところは自分たちで突っ込むんだよね。それは面白いけど。

ということで,音楽もの2作品。もう一つあるけど,まだ終わってないので。なんか女の子バンドで似てるんだけど,3作品ともスタンスが全然違ってるのは面白かった。

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?
タイトル通り(w。いろいろ不穏なこともあるけど結果的には,丸く収まり,ほのぼのとした気持ちにさせられる。トラブルもあるけど,基本的に登場人物に悪い人が少ない。養女とはいえ子供までできるとは…。
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
タイトル通り(w。最近の転生貴族は,余生を過ごすようなものが多いけど,これは正面から国を成長させていくという立身もの。仲間を鑑定スキルで集めるのであって,主人公はそれ以外の特殊スキルがないのは,いい。最近チートものが多いので,こういう,仲間に頼らないと前に進めないというところは新鮮だった。そういう意味では,現国とかとも似てるか。
Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
これもタイトル通り(w。まぁでもこれは釘ゅの作品でしょう。チートだけどゆるいまったりライフというお約束。でも騒ぎには巻き込まれる。あまり大きな騒ぎにならず緩く治ったのは良かった。

ということで,この3作品は,わりと緩くほのぼの楽しめた作品だった。
この作品のカラーごとにまとめたものは,そういう意味ではどれがいちばんとかではなく,それぞれ違ったスタンスで楽しめたという感じだった。

長くなったので残りはまとめます。「戦隊大失格」「時光代理人 -LINK CLICK- II」「ゆるキャン△ SEASON3」はいずれもたまぁ楽しめたかな。戦隊はちょっと話がごちゃごちゃてるかなぁというところもあるけど。いずれも続編があるでしょう。「バーテンダー神のグラス」「うる星やつら 第2期」いずれせも古い作品のリメイク。元の作品ファンとしては楽しめたけど,若い人から見たらどうだったんだろう?とは思った。以上,それなりに楽しめた作品。

以下,「じいさんばあさん若返る」「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」「アストロノオト」「となりの妖怪さん」「花野井くんと恋の病」「怪異と乙女と神隠し」「終末トレインどこへいく?」も見てました。コメントは特になし。

他に見ていた作品もあるけど,書くのやめておきます。継続の作品は,続きが出てから書くかな。まぁ今期はこんな感じでした。